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山田暢司
(やまだようじ)

公立大学法人 都留文科大学 特任教授/教育学者・万葉植物研究家

大学では、理科教育における教材開発や実験指導等に関する研究に取り組んでいます。高校での指導経験もあり、科学実験を積極的に活用したユニークな手法で児童生徒の興味関心を高める指導の他、著作やメディア関連の寄稿や監修、アドバイザー、ドラマやCMの製作協力等にも関わってきました。受賞歴としては、小柴昌俊(2002年ノーベル物理学賞受賞者)科学教育賞金メダル・日本理化学協会賞、埼玉県優秀教員賞等。これまで、webサイトを通じて教育活動の情報発信を積極的に行ってきましたが、大学に移籍後は、新たにブログ『らくらく理科教室』にて、別の切り口での発信を構築中。

 

趣味・特技:
歴史もの・植物・ギター・サッカー・卓球・調理・お祭騒ぎ

登録テーマ・ジャンル

出身・ゆかり

埼玉県・山梨県・宮城県・福島県

主な講演テーマ

「楽しく科学実験とにかくやってみよう!」
科学現象の魅力を楽しくわかりやすく紹介します。実演はもちろん、参加者もいっしょに科学実験を体験できるプログラムも多数あります。科学というと、どうしても学校時代の教科書の内容の理解を優先する授業のようなイメージを持たれがちで、最近は特にそういった傾向が強まっているようです。しかし、本来の学習というのは、教材や実験を通じて五感を働かせながら理解を深めていくもので、むしろその方が学習効果が高く、能力向上に直結しやすいのです。また、学習という観点からだけでなく、科学を純粋に楽しみ好奇心を満たすという活動そのものが、人生をより豊かなものにしてくれるはずです。小さな子供から社会人まで、安全かつ楽しく科学を学ぶことができる機会を提供します。

 

「理科離れはなぜ改善しないのか~理科教育の現状と課題、これからを考える。」
理科教育が抱える諸課題を、教える側教えられる側双方の立場で分析します。学校教育現場、特に理科教育を巡る状況は厳しいものがあり、かねてから理科離れや教育内容の諸課題が議論されてきました。しかし、幾たびかの国家レベルの教育改革を経ても、改善の兆しはなかなか見られません。むしろ、教員の多忙化や予算縮減・ICT・グローバル化などへの対応も迫られ、より深刻さが増していると言わざるを得ません。どこに問題があるのか、実践経験を踏まえた分析と具体的な対応について、会場の参加者のミニグループによるショートディスカッションも交えて考えていきたい思います。

 

「万葉を象徴する植物『紫草(ムラサキ)』の魅力を語る」
紫草は、万葉集の名歌をはじめ、数々の文学作品にも登場し、高い教養や文化的なイメージから名門校の校歌や校章などにもその名残を見ることができます。また、古来から最高位の色「深紫」の染料として用いられるなど、日本の伝統や歴史に深く関わってきた植物です。しかし、今や絶滅危惧種に指定され、まず目にすることができなくなっているのです。紫草の保護活動の実践経験を踏まえ、その魅力を再認識して頂く機会を提供します。

主な講演実績

各県・自治体の教育委員会や教育関連団体主催の研修会・学会のシンポジウム等(例えば、埼玉県教育委員会・茨城県高等学校教育研究会理化研究部・日本化学会東海支部・教科「理科」関連学会協議会(CSERS)等)

主なメディア出演

「荻上チキ・セッション22」「所さんの目がテン」「FMサンデーフリッカー」「火曜サプライズ」「テレビチャンピオン」、「クイズイカ様タコ様」「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」「アプリ:週刊ジョージア」「ニコニコ生放送」の他ニュース番組でのコメントとして、「TBSラジオ 森本毅郎 スタンバイ!」「ニュースエブリイ」「ニュース23」「フジテレビ直撃LIVEグッディ!」など。

主な著書

単著:『実験マニア(亜紀書房)』『サクッと!化学実験(dZERO)』『高校教師が教える化学実験室(工学社)』。他に、共著『Science Book Travel―世界を見晴らす100冊(河出書房新社)』『魅せる化学の実験授業(東洋館出版社)』など。

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