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室山哲也
(むろやまてつや)

日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)会長/元NHK解説主幹

1953年岡山県生まれ。昭和51年NHK入局。「ウルトラアイ」「クローズアップ現代」「NHKスペシャル」などの科学番組チーフプロデューサー、NHK解説主幹の後、2013年10月定年。テクノロジー、生命・脳科学、地球環境問題、宇宙開発など、「人類と科学技術文明」をテーマに論説を行い、子供向け科学番組「科学大好き土よう塾」(教育テレビ)の塾長として科学教育にも尽力。モンテカルロ国際映像祭金獅子賞、銀獅子賞・レーニエ3世賞・放送文化基金賞・上海国際映像祭撮影賞・科学技術映像祭科学技術長官賞・橋田壽賀子賞ほか多数受賞。

主な講演テーマ

「人生100年!シニアが輝く人工知能社会とは?」
保守的で、頭が固く、時代の流れについていけない‥。
そんな高齢者のイメージが、「デジタル技術」の進歩によってくつがえされ始めています。例えば、最近注目されている、Chat GPT(チャットGPT)などの生成AIは、むしろ人生経験と語彙力が豊富な高齢者にこそ適していることがわかってきました。また、脳や体の機能を支えるデジタルサイボーグ技術によって、社会的に活躍する高齢者の可能性も拡大しています。今や、最先端のデジタル技術は、高齢者の人生を輝かせる魔法の技術とも言えるのです。デジタル時代のシニアの生き方、社会の在り方とは何かについて、実例を交えながら、ご一緒に考えたいと思います。

 

「生成AIの衝撃!人工知能時代をどう生きるか」
チャットGPTをはじめ、AIの急激な進化が、社会を大きく揺さぶっています。AIによって、私たちの暮らしは、ますます便利になる一方、既存の雇用を奪うなど、負の側面も明らかになってきました。AIは今後、どこまで進化していくのでしょうか?私たちはAIにどのように向き合っていけばいいのでしょうか?AI研究の最前線の動きをお伝えしつつ、人間の脳とAIの違いなどの視点も交えながら、人工知能時代の生き方の処方箋について、お話しします。

 

「DX時代到来!人工知能にどう向き合うか」
人工知能はDX推進の中核技術です。産業、医療、交通など、社会全体を根本から変化させていきます。しかし、一方で、雇用を奪うなど、負の側面も指摘されています。人工知能は社会をどう変えるのでしょうか?私たちは人工知能とどのように向き合っていけばいいのでしょうか?教育はどうあるべきなのでしょうか?DX社会の未来の姿と、人工知能の現状と課題について、最新科学情報を交えながらお話しします。

 

「進む交通のDX!自動運転の光と影」
自動運転が急速に進化しています。自動運転のレベルは1から5まで。最近レベル3の車も発売され、条件付きではありますが、無人運転が可能なものも出てきました。自動運転はCASE(情報の融合、自動化、シェア経済、電動化)と相まって、社会に革命を起こす重要技術です。しかし一方で、「事故責任の所在」など、法的課題などへの取り組みの遅れなどの課題も山積しています。自動車の進化は、社会に何をもたらすのか?最新情報を交え、現状と課題、未来社会のありようについてお話します。(室山は政府の自動運転審議会の委員でもあります)

 

「DXで創るポストコロナ社会」
世界は今、気候変動、環境汚染、新興感染症、エネルギー問題など人類規模の危機に直面しています。国際社会は、それらの課題を解決するために、SDGs(持続可能な開発目標)を打ち出し、持続可能な社会を目指しています。しかし課題はあまりにも複雑なため、今後はDX(デジタルトランスフォーメーション)の力を使って、変革していくことが必要です。ポストコロナ(ウイズコロナ)社会とはどのような姿なのでしょうか?どのように変革を進めていけばいいのでしょうか?最新のテクノロジーの状況も踏まえ、DXの可能性と今後の課題についてお話します。

 

「どうつくる?持続可能な社会~SDGs実現への処方箋~」
SDGs(持続可能な開発目標)が注目されています。新興感染症、気候変動、エネルギー問題、食糧問題、そして戦争の悲劇・・。人類社会は「持続可能な成長」を実現するための重要局面に突入しています。急激な人口爆発と無計画な開発で、人類はすでに地球1.7個分の生活をしており、もし全員がアメリカ水準の生活をすると地球が5個必要といわれます。私たちは、地球1個分で、豊かで質の高い、持続可能な生活をしなければなりません。SDGs達成に向けて何をなすべきか、最新の科学的データも踏まえつつ、わかりやすくお話しします。

 

みんな違ってみんなイイ!
現代ほど「ダイバーシティ(多様性)」が重要な時代はありません。新しい文明が異質な文明の交差点で生まれる(トインビー)ように、異文化と向き合い、新しい価値を創れる子供や青少年が育っていく必要があります。私の娘(自閉症)を育てた経験も織り交ぜながら、多様な社会をどう作っていくのか、脳科学、進化生物学などの最新研究を元にお話します。

 

「脳を知ってよい子を育てよう」
AI時代を迎え、人間にしかない能力をどう伸ばしていくかが、教育の重要課題となっています。脳は、五感を通じて世界を感じ取り、情報を整理統合し、独自の精神世界を作り、出力する巨大な情報増幅工場です。しかし、直観力や情操力、問題提起力など、AIにない優れた能力があり、それをどう伸ばしていくかが、今後のカギとなります。人間の脳はどのような特徴を持っているのでしょうか?どのようにしたら「脳力は全開するのでしょうか?私が製作した、NHKスペシャル人体「脳と心」の情報も織り交ぜながら、最先端の科学的知識をもとにした「よい子の育て方」をお伝えします。

 

「脳の不思議、心の不思議」
記憶、表現、運動、喜怒哀楽・・。脳は私たち人間の精神活動の源です。脳を知ることは、私たちの心の仕組み、人生や、人間そのものを知ることにつながります。最新科学が明らかにしつつある脳と心の仕組みを解説しながら、人間とは何かどうしたら幸せになることができるかについて、ご一緒に考えてみたいと思います。

 

「脳と心の不思議な世界」
AI時代に突入した今、「人間とは何か」という問いが重要です。人間は「生き物」、AIは「死に物」。生物としての人間の脳の仕組みを知れば、AIに向き合い、最強のコンビとなっていくことが出来ます。脳の五感(見る、聞く、触る、味わう、嗅ぐ)や、創造力や直観力、無意識のメカニズムなど、人間の脳の仕組みはどうなっているのでしょうか?「脳と心の不思議な世界」を、最新科学の成果と実例を織り交ぜながらお話していきます。

 

「ロボットと人間の不思議な関係」
人間は、道具を作ることでテクノロジー文明をつくり上げてきました。ロボットはその最先端の創造物です。そして今、ヒューマノイド、アンドロイドなど「人間に酷似した」ロボットまで出現し、私達の生活の場に入ってこようとしています。一方で、誤作動やテロによる危機管理の問題や、雇用を奪う問題など、様々な課題も指摘されています。私たちは今後、どのようにロボットに向き合っていけばいいのでしょうか?人体とロボットが融合する「サイボーグ技術」などの、最新映像も交え、現状と課題をわかりやすくお話しします。

 

「気候危機と脱炭素社会の行方」
地球温暖化による気候変動は、ますます深刻化し、世界を大きく揺れ動かしています。今や環境災害が、世界の経済活動や、国際政治にも暗い影を落としはじめています。私たちはこの問題に、どのように向き合い、脱炭素を実現していけばいいのでしょうか?最新の科学的成果も盛り込みながらわかりやすくお話しします。

 

「カーボンニュートラルへの処方箋」
気候変動の驚異に向き合うために、カーボンニュートラルは、避けることが出来ない道です。ウクライナ戦争によって、状況が複雑化する中、脱炭素の必要性は、ますます重要となっています。これからのエネルギー政策は、環境と経済発展を同時に実現する必要があります。その中心にあるのが再生可能エネルギーです。今後は、再生可能エネルギーと最先端の科学技術を融合させ、効率的なエネルギーシステムを実現し、成長戦略にもつなげながら、健全な循環型社会を作っていかなければなりません。私たちは、どのようにエネルギーと向き合い、カーボンニュートラル社会を作っていけばいいのか?最新情報を織り交ぜながら、わかりやすくお話しします。

 

「鉄腕アトムは幸福をもたらすか」
人間は進化の中で道具を作り、自らの能力を拡大してきました。目は望遠鏡に、声は放送や通信に、足は自動車にという風に。。そして今、脳の機能をコンピューターに置き換え、人工知能を生み出し、ロボットと融合させて「本物の鉄腕アトム」が誕生しようとしています。ロボットやコンピューターというような、最先端の科学技術は私たちをどのように豊かにしてくれるでしょうか私たちは今後、人間らしく生き続けていけるでしょうか最先端の科学技術にどう向き合えばいいか子供たちをどのように育てていけばいいのかなども交えながら、ご一緒に考えてみたいと思います。

 

『クルマの未来と社会の行方』
テスラ(米国)やBYD(中国)のEVが世界を席巻する中、日本の自動車産業に激震が走っています。背景には、「カーボンニュートラル」と「AIによる自動運転」の、巨大な流れがあり、対応を誤れば、産業自体の浮沈にすらかかわると言われています。また、CASE(ネット化、自動化、シェア、電動化)の言葉が示すように、クルマは今後、社会を大きく変えていく重要要素となります。
クルマは今後、どのように進化していくのでしょうか?私達の社会はどのような姿になっていくのでしょうか?最新の情報を盛り込みながら、わかりやすく解説します。

 

「元NHKプロデユーサーが語る:コミュニケーションの極意」
放送局はコミュニケーションの達人の宝庫です。放送のプロセスには、「企画する」「ヒトの話を聞く」「まとめる」「編集する」「伝える」といった、コミュニケーションのエッセンスが濃密に集まっています。私のNHKプロデューサー、そして解説委員のキャリアで学んだ、40年間のノウハウを、最新の脳科学や著名人の名言も踏まえながら、わかりやすくお伝えします。

肩書き

日本科学技術ジャーナリスト会議会長
NHK解説主幹
大正大学客員教授
東京都市大学特別教授

講演実績

人間はなぜ宇宙を目指すのか(JAXA、NASA)
高齢化社会と自動車の安全技術(国土交通省)
どうなる地球温暖化(文部科学省、環境省他)
北極海に何が起きているか(国立極地研究所)
「輝け!科学の未来予想図」(JST)
映像の力と限界(川崎市民大学)
新しい文化を生むロボコン(川崎市民大学) など

 

メディア出演

【NHK総合】
時論公論/くらし解説/ここに注目/クローズアップ現代

【NHKEテレ】
科学大好き土曜塾(Eテレ)5年間キャスター

 

著書

『驚異の小宇宙人体~脳と心(5)』
『科学ジャーナリストは警告する』
『ウルトラアイ』1~4巻

講師より

30年間科学番組やスペシャル番組のディレクター、プロデューサーをし、10年すこし解説委員としてキャスターや解説をしてきました。
テレビ制作や論説で培った経験を、わかりやすくお伝えしたいと思います。

講演料金目安

料金非公開講師になりますので別途お問合せ下さい。

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