金野索一
（こんのさくいち）

「IT革命・AI革命でリーダーシップ/マネジメントが変わった」　
現代は、IT革命から次なる「AI（人工知能）革命＝第四次産業革命」に向かっています。汎用AIの登場こそが、人間の労働の大部分を代替するようになる「AI資本主義時代」の到来です。人間に残る仕事は、①経営管理②創造③人間的応対等とされます。ここでは、AI時代のイノベーションを目指す者にとって不可欠な、理系・文系の枠を越え、行政・ビジネス・非営利のセクターの枠を越えて通用するリーダーシップ/マネジメント、仕事の原理を提示します 。

「AI活用の企業戦略」
「先端技術」と「既存の知見」の「新しい組み合わせ」によりイノベーションは生まれる。イノベーションの源泉は、AI、先端ITと自社の強みとの交差点にある。AI（人工知能）革命、IT革命によって、多くの仕事が消失するといわれる中、理系知＝AI等の最新技術によるソリューションを類型化し、目的・価値そのものを設定する文系知により、この新たなAI活用社会で、どのような分野がビジネスの対象になり得るか、そこで既存のビジネスの強みをどう活かせるか、新たに獲得し育成する必要がある人材・能力は何かについて提示し、自社の戦略、個人の戦略を探究します。

「AI革命とBI（Basic Income）で拓かれる、人類未踏の社会」
ディープラーニングを伴うAIの登場は、約5億5千年前のカンブリア紀の爆発（生物がはじめて「眼」を持ち、数十数種の生物が突如1万種に爆発的に増加した）にも例えられ、人類に多大な変化をもたらします。また少子高齢化とAI導入に伴う雇用減少と飛躍的な生産性向上を前提に、BI（Basic Income）導入が確実視されています（世界８カ国で実証実験中）。ここにおいて、労働の定義、生産性の定義、倫理の定義、生きがいとは何か等、人間社会の根源的原理、常識が根本的に覆る、人類未踏の社会の出現が目前となっています。今、少子高齢化が世界一進んでいる日本こそ、少子高齢問題と人間本位のAI活用の２大テーマに挑むべきであり、同時に課題先進国として事業創出機会に世界一恵まれているとも言えます。このAI・BI社会は、どのような社会で、人間の真の幸福とは何か、そして企業や個人が世界や日本社会で何を為すべきかを提示し熟議を進めます。