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今浪隆博
(いまなみたかひろ)

元プロ野球選手 

1984年7月6日、福岡県北九州市生まれの34歳。平安高では2年夏、3年春と甲子園に2度出場。明大を経て06年大学生・社会人ドラフト7巡目で日本ハムに入団。勝負強い打撃と高い守備能力で11年に84試合出場。14年シーズン途中にヤクルトへトレード移籍し、15年に68試合出場で打率・317とリーグ優勝に貢献。翌16年は自己最多の94試合に出場して得点圏打率・323と勝負強さを発揮したが、9月に甲状腺機能低下症を発症。17年限りで現役引退した。プロ通算405試合出場で打率・261、3本塁打、69打点。現在は講演活動、野球教室など精力的に活動している。

主な講演テーマ

「ケガや病気はマイナスではない。プロ野球を断念しても前向きに生きる。」
現役時代は技術が磨かれ、プロ野球人生のピークを迎える手応えが出てきた時に難病に襲われました。甲状腺機能低下症で一時は寝たきりに。翌年には椎間板ヘルニアも発症し、心身共に満足プレーできなくなったため現役引退を決断しました。でも、突然の病気を恨むことはありません。病気になったことを運命ととらえて同じ病気で悩む人たちを勇気づけるプレーをしたいと思っていましたが、逆に励まされました。グラウンドを離れた後も前向きな姿勢は変わりません。人生には思いがけない不運に襲われることがあります。その事実を受け止めてどう生きるか。病気やケガで苦しんだからこそ伝えられる内容もあると思います。(本人談)

 

「勝負強い打撃でプロ野球の舞台で活躍。チャンスを生かせる心構えとは」
プロ野球で現役時代は「勝負強い打撃」と評価して頂きました。15年にスタメン、代打の切り札と首脳陣の起用法に応え、打率・318をマークしてヤクルトのリーグ優勝に貢献できたことは最高の喜びでした。常時試合の最初から出るレギュラーではなく、途中出場で守備位置も試合ごとに異なる機会が多い中で心身を磨いてきました。勝負強さを発揮するための準備や心構えを、一般社会で働く人たちや学生も参考にして頂けたらありがたいです。(本人談)

主な経歴

1984年 7月6日、福岡県北九州市生まれ。
1997年 中1の時に硬式野球チーム「小倉バディーズ」で本格的に野球を始める。
2000年 京都府の龍谷大付属平安高校に入学。2年夏と3年春に甲子園出場。
2003年 明治大に入学。4年秋にリーグ2位の打率・361をマーク。
2006年 北海道日本ハムファイターズに大学生・社会人ドラフト7巡目で入団。
2007年 新人でファームの遊撃手の定位置をつかみ、打率・280の好成績を残す。
2011年 84試合出場で1軍に定着する。
2014年 東京ヤクルトスワローズにトレードで移籍する。
2015年 スタメン、代打の切り札で打率・317とリーグ優勝に貢献。
2016年 自己最多の94試合出場するが、9月に甲状腺機能低下症を発症。
2017年 橋本病、椎間板ヘルニアのため現役引退を発表。

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