堀江淳
（ほりえあつし）

『見る夢と叶える夢』
 1年後に1億円を持つ自分を想像したとき、その次に何を思うかと言えば、その1億円を使おうかと考える人が多い。
ところが少数の人は、その1億円をどうやって稼いだか、を考える。
多くの場合、成功者は後者のように、1年後に自分が1億円を持つことに対して、その理由や過程を知りたがる。

この話は夢で例えることもできる。
その場合は1億円を使うことを考える人は寝ているときに見る夢を見ている。
1億円をどうやって稼いだのかを考える人は、叶える夢を見ている。

実際に1億円を手にできる可能性が高いのは後者の方だ。

叶える夢はビジョンとも言える。ビジョンは理想像で、目標そのもの。
ゴールはビジョンを叶えるための小さな課題のようなもの。ゴールをビジョンだと勘違いする人がいるが、それは違う。
ゴールを決めても試合に勝つわけではない。ゴールを積み重ねることで、ビジョンを実現することが可能になる。

ただし、ビジョンがなければ何も始められないので、とにかくビジョンを持つことは大事なので、ビジョンをしっかり持つこと。

 

 

『グローバル社会思考』
目の前に風船が漂っていて、それが不意にすっと動いたとする。

なぜ風船がふと動いたか？

この質問に対して、”風が吹いたから”と答える人がいる。基本的に日本人はこの考え方をする。
元になっているのは東洋思想で、”気”の存在のように周囲からの影響を主に考えるため、常に周りの目を気にして意見を言わず、自分を犠牲にすることにも違和感がない。

一方で、この質問に対して、”風船の空気が抜けたから”と答える人もいる。
これは欧米系の人種に見られる考え方で、西洋思想における、常に自分が物事の中心にいるという思想の影響を受けている。

 

これからの時代は、”風船の空気が抜けた”という考え方が主流になってくる。
日本人は、グローバル社会思考を理解しておく必要がある。

ただし、グローバル社会で通用するためには、外国語ができればいいというわけではない。
日本人は得てして英語を理解しているのに話そうとしないからだ。
結局、知識や学力ではなくて、極端な話外国ができなくてもどうにか自分の意見や考えを伝えようとする、その精神力が必要だ。

日本人が従来の性格や気質のまま、グローバル社会思考を理解もしないままだと、円安が続くのこれからの日本に進出してくる海外資本に好きなように使われてしまうだけになる。外国人だけではなく同じ日本人でも、これからほんの20年先、あなたの職場や身の回りにいる彼らは”風などにはまどわされない日本人”からもしれない。

だからこそ、“周りに流される” どころか “流れにも取り残される” 人にならないよう、グローバル社会思考を理解することが大事。

 

 

『新しい自分になるために』

新しい自分になりたい、生まれ変わりたい、と思う人に、いい知らせがある。
あなたは実は、すでに人生で何度も生まれ変わっているし、これからも生まれ変わる。

決してスピリチュアルな話ではなく、現実的な話だ。

 

まず、人間を含む生物の体は、細胞でできている。
人間の場合、体の部分にもよるが、肌、内臓、骨をセットにまとめれば大体90日ごとに全ての細胞が新しくなっている（これを新陳代謝という）。

ただし、細胞の生まれ変わりは”改良”や”改善”ではない。定期的に、元の細胞から全く同じ状態の細胞が新しく生まれるだけだ。
つまり、弱ったから細胞から元気な細胞が生まれることはない。同じ状態の細胞が生まれ、寿命がリセットされているだけだ。

 

では皆さんが願うような理想の生まれ変わりを実現するにはどうしたらいいか？細胞を元気にしていくしかない。
そのためには？そのためには、日頃の健康意識と生活スタイルを改善するしかない。

 

少なくとも、事実として細胞は生まれ変わる。
だからその細胞を元気にすれば心身ともに変わるのに、それでも行動しない人もいるだろう。
そういう人は実際に変化するのは怖いと思っているのかもしれない。
無意識のうちに自分自身が自分に行動のストップをかけているのかもしれない。
そのバイアスを外すには、とにかく動くことだ。動き出せばその軌道に乗り好転する。

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