今回、徳光次郎氏の講演のレポートをご紹介します。
徳光次郎さん、お写真を見ると誰かに似ているなぁとお思いの方も多いはず。
そうなんです!、実は徳光和夫の実弟で、タレントのミッツ・マングローブの
お父さんでもあられます。
そんな徳光次郎さんは、長年伊勢丹に勤務し経営に関わった経験を活かし、
マーケティングに関する講演で人気の講師です。
【徳光次郎氏プロフィール】
慶應義塾大学文学部社会学科修了後、株式会社伊勢丹に入社。
宣伝部、催事担当課長を務めた後、ロンドン転勤。
英国駐在事務所所長などを経て株式会社 英国伊勢丹を設立。社長就任。
帰国後は、経営企画部、企業文化担当部長などを経て、2000年~新宿本店店次長に就任。
2004年、同社を退職。
様々な企業の役員を兼任し、2011年にはモノコト・コネクション株式会社を設立。
現在は、伊勢丹で培われた顧客第一の考え方に基づく、実践的マーケティング戦略を
具体的にお話しする講演活動や、地域再生、まちづくり等に力を注ぎ、全国各地を飛び回っている。
◆マーケティングとは?◆
顧客は誰か(Customers)、競争相手は誰か(Competitors)、流通チャネルは
どうするか(Channels)の3つのCから始め、優先順位とポジショニングを決め、
何を(Product)、どのような価格で(Price)、どこで(Place)、
どのような販売促進(Promotion)で行うかを組み合わせることが
マーケティングであるとしている(いわゆる4P)。
企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、
公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。
さて、前置きが少々長くなりましたが、先日高松で衣類販売店経営者向けの講演が行われました。
講演を聞きに来られた方は、地元で洋品店など衣類を扱うお店を経営されているファッション関係の方々。
不況といわれる今、大型店もできライバルが多く、どのように物を売って行くか?利益を上げるか?が
課題となっている店舗が多いと思われます。
徳光さんが今回講演された「すべては顧客起点で考える」~全てはお客様のニーズから始まる~は、
ファッションに関わる人、お店を経営される人だけでなく、働く人皆に通ずるお話でした。
●売上げ=単価×客数
この図式は今も昔も変わらないのですが、単価を落とし、客数を増やして売上げを上げるという戦略が
くずれてしまっています。
以前は物もお金も潤沢にあり、何もしなくてもある程度物が売れるという時代でしたが、
今はどこへ行っても同じものが買える、そうするとお客さんは比較購買をする。
売上げをあげるためには、「お客様のニーズ」を掴んで商品とサービスを提供し「お客様に満足」して
頂かないと「モノ」は売れないそうです。
つまり、お客様を感動させる商売をしなくてはいけない!
そのためには「誰(お客様)が何を求めているか」を考えることが必要です。
では、お客様の満足とは何でしょう??
・何を「適品」⇒お客様のほしい「もの」を
・いくらで「適価」⇒お客様の欲しい「値段」で
・いつ「適時」⇒お客様の欲しい「時」に
・いくつ「適量」⇒お客様の欲しい「数」だけ
・何のため「目的」⇒「お客様の使う目的に」
なるほど・・・誰が、何を、いつ、どれくらい、何のために、いくらくらいで買いたいか?を考え、
先回りしてお店に並べる必要があるということなんですね。
そして次に更なる売上げを伸ばすヒントになるのが
・関心度別の展開
選ぶ際の優先順位によって展開を変える。
・データではわからない「買わなかった理由」を追求
買った数字=実績からパターン化を分析することも大切だが、
なぜ買わなかったのか、データには現れない理由の分析。⇒実際のお客様の声を聞いて改善する。
お客様はモノを買うときに、迷っているそうです。
変化に敏感に対応し、お客様の声を具体的に反映すること顧客変化対応することで、
お店や企業の安心感・信頼感を生み、売上げ=単価×客数をあげることが可能になる。
不況といわれている中成功する企業は、相手のニーズを読み取り、変化に対応できうるからなのだと痛感しました。
徳光さんの穏やかな口調でわかりやすく、お話も参加された皆さんも「ためになった」と喜んで帰られていました。
是非企業のマーケティング、セミナーやまちおこしなどの講演を企画の皆さん、お気軽にお問い合わせ下さいませ!
◆テーマ:ビジネス、マーケティング、まちおこしなど
◆対象者:企業、経営者、自治体、青年会、商工会など
また、テーマ特設ページも、「Only Speakers」も随時追加されていますので、今後もお見逃しなく!
実践的マーケティング戦略を学び、身につけることができる講演です!
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