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現代社会において、LGBTへの理解は重要な課題となっています。この問題に対する意識の高まりとともに、多様な性の認識や権利保護について学ぶ機会が増えています。
LGBT関連の講演会は、専門知識や実体験を持つ講師に依頼することで、参加者に深い理解を促す貴重な場となります。
この記事では、LGBT関連の講演会を行う際のおすすめ講師と、主なテーマについて解説します。
LGBT関連の講演会の主なテーマ
LGBT関連の講演会では、性の多様性や包括性に焦点を当てたテーマが取り上げられるケースが多いです。
これには、社会における認識と受容の現状、職場や教育環境での包括的なポリシーの必要性などが含まれます。
また、トランスジェンダーの人々が直面する特有の課題も議論されることがあります。心理的、社会的なサポートシステムの構築、性自認と表現の自由を支援するための具体的なアプローチについてもテーマとして扱われます。
LGBT関連の講演会のおすすめ講師
スピーカーズに登録されているLGBT関連の講演会におすすめの講師を紹介します。
KABA.ちゃん(かばちゃん)
1996年に小室哲哉氏のプロデュースによる音楽グループdosのメンバーとして芸能界デビュー。その後、タレントや振付師として数多くの著名アーティストと共に活動し、広く知られる存在となりました。
2002年には性同一性障害を公表し、2016年には性別適合手術を受けて女性としての戸籍に変更しています。勇気ある決断と自分らしく生きる姿勢は多くの支持を集めています。
2019年には自らがプロデュースするヒールダンスパフォーマンスチーム「THAT’S WHY」を立ち上げ、渋谷を拠点にダイバーシティとボーダーレスな社会をテーマに活動を展開。
2020年6月からは渋谷区観光大使としても活躍し、ダイバーシティ&インクルージョンの推進に尽力しています。
【講演テーマ例】
「自分らしく生きる」
GENKING.(げんきんぐ)
インスタグラムで「美しすぎる美男子」として注目を集め、日本テレビの「行列のできる法律相談所」への出演で知名度を一気に高めたGENKING.氏。
有名になるにつれて、メディアに登場する自分が本来の自己でないことに違和感を感じ始め、その葛藤を乗り越え、2017年には自身の人生で最大の決断として性別適合手術を受けることを選び、心の性と体の性が一致することで、真の自分としての生活をスタートしました。
男性からユニセックス、そして女性としての自己変革を経て、性や恋愛に関する多様な問題に対する理解があり、同じような悩みを持つ多くの人々に前向きな影響を与えることができるでしょう。
現在は「美容」「料理」「ファッション」といった分野で独自のカルチャーを発信しており、それらの活動を通じて自己表現と個性を大切にするメッセージを広めています。
【講演テーマ例】
「僕は私を生みました」
杉山文野(すぎやまふみの)
元フェンシング女子日本代表であり、トランスジェンダーとしても公に活動している杉山氏。早稲田大学大学院を修了後、約2年間バックパッカーとして世界約50カ国と南極を訪れ、その旅の中で多くの社会問題に直面し、その経験から、さまざまな文化や社会の多様性に対する深い理解を持つようになったといいます。
日本最大のLGBTQプライドパレードである東京レインボープライドの共同代表理事を務め、日本におけるLGBTQの権利拡大に向けた重要な活動に関与しています。特に、渋谷区の同性パートナーシップ条例の制定に関わるなど、社会的な変化を推進する役割を担っています。
さらに、現在は2児の父としての子育てにも奮闘中であり、公益社団法人日本フェンシング協会の理事や日本オリンピック委員会(JOC)の理事としても活躍しています。それらの役職を通じて、スポーツの世界における多様性と包摂の推進に貢献しています。
【講演テーマ例】
・「LGBTと企業 ~職場でのダイバーシティを考える~」
・「はじめてのLGBTQ 〜性の多様性と人権〜」
・「クラスに一人は必ずいる! セクシュアル・マイノリティの子どもたち」
大久保暁(おおくぼあきら)
12歳からバスケットボールを始め、中学時代には高知県大会で優勝し四国大会に出場、高校時代にはインターハイや国体に出場するなど、若い頃からバスケットボールで顕著な成績を収めてきた人物です。
その後、大阪体育大学に進学し、大学時代もバスケットボール選手として活躍。大学卒業後は、中学校や高校でバスケットボール部の顧問を務めながら、保健体育の教師として働いていました。
2010年に性同一性障害(GID)の治療を開始し、2013年には戸籍変更を行い、2015年にはストレートの女性と結婚しています。
現在は、LGBT当事者として、その経験を生かした講演活動を行っています。スポーツと教育の世界におけるLGBTの課題に対しても話を進めることができ、スポーツ選手や教育者に対して性の多様性と包括性についての理解を深める重要なメッセージを発信しています。
【講演テーマ例】
・「幸せのかたち ~ひとりひとりが輝く未来への希望~」
・「LGBTへの理解 ~身近にいる性的マイノリティ~」
・「性の多様性を知る ~寄り添える関係づくり~」
ROSE(ローズ)
56歳で自身がトランスジェンダーであることを理解し、公にカミングアウト。その重要な自己認識以降、多方面で活動を展開しています。現在、リンパドレナージュセラピストとして自らのエステサロンを経営すると同時に、福祉施設でエステや音楽インストラクターとしても活動しており、身体だけでなく心のカウンセリングも行っています。
2019年12月には、LGBTQ当事者や支援者と共に「Im me」という支援任意団体を結成し、性的マイノリティの人権啓発に向けた活動を推進しています。
その活動は行政機関、教育現場、市民向けの人権講座、企業でのダイバーシティ研修など、幅広いフィールドに及んでいます。
ROSE氏の主な目標は、一人ひとりが自分らしくありのままに生きることができる社会の構築を促進することです。
【講演テーマ例】
・「LGBTQ当事者から見た、災害時における避難所運営について」
・「企業におけるダイバーシティ推進の必要性とは」
・「ジェンダーレス制服を選んだ私」
講演会を成功させるためのポイント
講演会を成功させるためには、まず適切な講師の選定が重要です。講師は講演会の質を左右するため、その選択は慎重に行う必要があります。しかし、適切な講師を見つけることは時間と労力を要するだけでなく、専門的な知識と経験も必要です。
そのため、講演会を成功させるためには講師派遣会社の利用がおすすめです。講師派遣会社は幅広いジャンルの専門家を抱えており、イベントのテーマや目的に応じた最適な講師の提案が可能です。
また、講師との契約交渉やスケジュール調整など、講演会に関するさまざまな手続きも依頼できるため、イベント主催者は企画や集客、運営により集中することができます。
LGBT関連の講演会を実施するなら
今回はLGBT関連の講演会におすすめの講師とそれらの講演で取り上げられる主なテーマについて紹介しました。
なお講演会を成功させるためには、適切な講師の選定が欠かせません。そのプロセスは専門的な知識や経験が必要になるため、講師派遣会社への依頼がおすすめです。
講師派遣会社に興味がございましたらぜひ「スピーカーズ」にご相談ください。イベントの目的に合った最適な講師を選び、契約、手続き等も代行し、講演会を成功させるためのお手伝いをさせていただきます。