青山学院陸上部の原晋監督。
スピーカーズの最新の人気ランキングでも1位を獲得しています。
https://www.speakers.jp/ranking/
今回は、その人気の理由を探ってみたいと思います。
長年、原晋監督の講演会に携わってきたスピーカーズが見た人気の理由とは!?
1. 青山学院大陸上競技部(駅伝)の躍進
2015年第91回箱根駅伝で史上初の総合優勝に導き、その後第94回まで総合4連覇を達成。
その後も箱根駅伝において下記のような結果を残しています。
2019年第95回 5年連続復路優勝(総合2位)
2020年第96回 総合優勝(新記録樹立)
2021年第97回 復路優勝(総合4位)
青山学院は今や駅伝強豪校として認知されるまでになりました。
弱小軍団を率い11年かけて優勝まで導いた軌跡と連覇を達成し続けた偉業が多くの人の関心を呼びました。
そもそも、「原晋監督」ってどんな人!?
って思った人のために、念の為プロフィールを掲載します。
・1967年3月8日、広島県生まれ。青山学院大学体育会陸上競技部監督。
・中学から陸上を始め、広島県立世羅高校では主将として全国高校駅伝で準優勝。
・卒業後は中国電力陸上競技部1期生で入部。同社の営業部のサラリーマンに。顕著な実績を上げて「伝説の営業マン」と呼ばれる。
・チーム育成10年計画のプレゼンを買われて、2004年から青山学院大学陸上競技部監督に就任。着実に改革を進める。
・箱根駅伝総合四連覇は史上6校目。
もっと詳しいプロフィールはコチラをご覧ください。https://www.speakers.jp/speaker/hara-susumu/
2. 圧倒的なプレゼン力で聴講者満足度が高い
原氏は前職が中国電力のトップ営業マンでした。
戦略理論に加え、プレゼン力も高く、そういった営業スキルを活かして学生たちを指導してきました。
講演でもスライドを用い、ビジネス現場の目標管理やPDCAサイクルの考え方や、組織を強くするための心理学などを駆使し、常勝軍団へと変化させていった歴史を振り返りながら、逆にビジネスの現場のヒントとなる講演を行なっています。
3. メディア出演による抜群の知名度
箱根駅伝優勝からニュース番組をはじめさまざまなメディアで取り上げられ、一時は情報番組のコメンテーターとしてレギュラー番組まで持っていたほど。
現在でもスポーツ番組の特番などで出演することも。
本人いわく、これは陸上競技のイメージを変えるために意識していること。
陸上競技のライバルは人気競技の野球やサッカーと語ります。
知名度だけでなく高感度も高く、ナショナルブランドのCMにも起用されるほど。
また、これまで共著含む書籍を13冊も上梓しており、スポーツ指導者としては著書も多いです。
4. 明るく気さくな人柄
TV番組などでもその明るい人柄は伺うことができるが、実際にお会いすると原氏の方から話しかけてくれるなど気さくで、いつも冗談を口にするなどとても明るく元気な印象を受けます。
朗らかな人柄は講演会にも反映され、聴講者が笑顔になるトークが持ち味。
5. アイデアマン
世間をアッと言わせた「ワクワク大作戦」や今年の「絆大作戦」など、キャッチフレーズをつけてチーム全員の意識を統一させました。
西暦 | 大会 |
2015年 | 1月 第91回箱根駅伝 「ワクワク大作戦」1位 (大学初優勝。大会史上40回目) |
2016年 | 1月 第92回箱根駅伝「ハッピー大作戦」1位 (2年連続2回目。大学初の総合完全優勝。大会史上41回目) 10月 第28回出雲駅伝「神ってるぞ 青山大作戦」1位 (2年連続、大会史上3回目) 11月 第46回全日本大学駅伝「エビフライ大作戦」3位 |
2017年 | 1月 第93回箱根駅伝「サンキュー大作戦」1位 (3年連続 3回目、大会史上42回目) |
2018年 | 1月 第94回箱根駅伝「ハーモニー大作戦」1位 (4年連続4回目、 大会史上6回目) 10月 第30回出雲駅伝「ヨロシク大作戦」1位 (2年ぶり、大会史上4回目) 11月 第48回全日本大学駅伝「メラメラ大作戦」1位 (2年ぶり2回目の優勝) |
2019年 | 1月 第95回箱根駅伝「ゴーゴー大作戦」2位 (復路5時間23分49秒 新記録 樹立。5年連続 復路優勝。) |
2020年 | 1月 第96回箱根駅伝「やっぱり大作戦」1位 (10時間45分23秒の新記録 樹立。2年ぶりの復活優勝。) |
2021年 | 1月第97回箱根駅伝「絆大作戦」4位 (復路優勝。総合4位。) |
また、自走する組織を目指した指導で選手が自ら考え、行動するように変容を促しました。
営業マン時代にもさまざまなアイデアで新規事業を軌道に乗せるなど、アイデアマンでもあります。
6. 勉強好き
3連覇を達成した2017年にはスポーツ科学を学ぶため早稲田大学大学院スポーツ科学研究科・トップスポーツマネジメントコース(修士課程1年制)に入学。
翌年4連覇を達成した春に卒業しています。
その間は、監督と学生の二足のわらじを貫きました。
その結果、2019年には青山学院大地球社会共生学部・地球社会共生学科の教授に就任して「リーダーシップ論演習」という講義を担当しています。
初講義後のインタビューには「教授の仕事は陸上の強化にもつながる。指導の幅が広がる」と語りました。
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いかがでしたでしょうか。
原晋監督が人気の理由がお分りいただけたかと思います。
知名度が高く、集客力もあり、満足度も高い講師というのは、それほど多くはいません。