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講演会の司会進行、講師紹介の文例をプロが解説!

2023.03.10

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いざ、講演会当日。

一口に講演と言ってもその前後に別のプログラムが組まれていることが多いものです。

弊社にご依頼頂く事が多いケースでは、
・記念式典
・周年行事
・経営者向けイベント
・表彰式
・キックオフイベント
・啓発、振興行事

など、それぞれの目的に沿ったプログラムが組まれています。
講師による講演はその内の一つのパーツだったりします。

もちろん講演会のみのケースもありますが、多くの場合は前後に他の登壇者がいらっしゃったり、講演以外の催しがある場合もありますね。

その際に気になるのが、司会進行や講師紹介(講師の呼び込み)の文章です。
主催者の頭を悩ませることの多い司会進行や講師紹介の文例をご紹介致します。

 

 

1.講師の敬称は「〇〇先生」がよい?

 

講師の呼び込みの際、講師のお名前につける敬称はどうすべきなのでしょうか。

 

一般的に、「名前+肩書(役職等)」で呼ばれる場合、それが正式な呼称になるので敬称は不要です。

例)△△株式会社 山田太郎 取締役(様は不要)

 

また、医師や政治家の講師であれば一般的に「名前+先生」が好まれることが多くなっています。

例)△△総合病院××科医師 山田太郎先生

 

落語家の方の場合、「名前(芸名、高座名)+師匠」という呼び方をすることもあります。

 

一方、テレビによく出ているタレントさんや著名人の場合はどうでしょう。

タレントさんにこの時だけ「〇〇先生」というのも、取ってつけたようで、本人も居心地悪いものです。

何れの場合も、肩書をお名前の前に持ってくる場合や、タレントさんなどの場合は「名前+さん(様)」が妥当です。

取引先の皆様を呼んで行うセミナーや小規模のイベントであれば「〇〇さん」という呼び名でも問題ないことがほとんどです。

 

式典の格式や人数規模が100名を超える、講師の社会的地位(役職)や年齢が比較的高いといった事情があれば「様」をつけるのが無難でしょう。

 

著名人の呼び名で迷ったら講演会社やエージェントに相談しましょう。

 

 

 

2.司会進行〜講師紹介の文例

 

ここでは、講演会をメインとした会の司会進行と講師紹介の文例をご紹介します。大きく分けて5ブロックに別れてています。

①開会のご挨拶と諸注意

②講師の経歴紹介(生年・出身~主な略歴~現在の活躍)
1)生年・出身の紹介
2)主な略歴
3)現在の活動
(※あくまで公式プロフィールのみ参照。wikipedia等の引用はNG)

③演題の紹介と呼び込み

④質疑応答

⑤終わりのご挨拶

 

司会者の文章にしてみるとこのような形式です。

 

①開会のご挨拶と諸注意

 

「本日はお忙しいなか、〇〇記念式典にお越しいただき、誠にありがとうございます。

司会を務めさせていただきます、〇〇株式会社の〇〇と申します。宜しくお願い致します。

 

まず、本式典に先立ちまして、ご来場の皆様にお願いがございます。

携帯電話は電源をお切りになるかマナーモードに設定をお願い致します。

また、録音・録画ならびに携帯電話などによる写真撮影は固くお断りさせていただいておりますので、ご理解、御協力の程、何卒宜しくお願い致します」

 

など、開会にあたって必要な進行上の諸注意を先に伝えます。

 

 

②講師の経歴紹介(生年・出身~主な略歴~現在の活躍)

 

1)生年・出身の紹介

 「それでは、これよりご講演いただく●●さんのご紹介を行わせていただきます。
 〇〇さんは19××年、△△県のお生まれです。

 

2)主な略歴(あくまで公式プロフィールのみ参照 ※wikipedia等の参照はNGです)

 19××年に〇〇大学〇〇学部をご卒業後、株式会社〇〇にご入社されました。
 〇〇部で数々の画期的なサービス開発に携わられた後、

 同社の成長に大きく貢献されました。

 

3)現在の活動

 20××年に独立されてからは、『●●●●』など多くの書籍を発表されるとともに、

 テレビ・雑誌をはじめとする数々のメディアに出演されるなど、その活躍の場を広げられています」

 

 

③演題の紹介と呼び込み

 

「本日は『●●●●』と題し、変化の時代に求められるリーダーシップのあり方(例)についてお話いただきます。それでは拍手でお迎えください。●●さんです、どうぞ!」

 

●●さんによる講演

 

 

④講演終了後の質疑応答

 

「●●さん、ありがとうございました。●●について非常にわかりやすいお話をいただきました。さて、ここからはご来場の皆さんからの質疑応答に移りたいと思います。ご質問のある方は挙手をお願いします。では、後ろの方の●色のセーターの女性の方〜」(手の挙がった方にマイクを渡して質疑応答を2、3人行う)

「ありがとうございました。それでは、そろそろお時間も迫って参りましたので、最後の質問とさせていただきます。ご質問のある方〜」

(と、いった流れで質疑応答を行う)

 

 

⑤終わりのご挨拶

 

「●●さん、ありがとうございました。みなさん、●●さんに今一度大きな拍手をお送り下さい」

(講師がステージからはけた後)

「以上を持ちまして〇〇記念式典を終了とさせていただきます。どなた様もお忘れ物のないようお帰り下さい。本日は誠にありがとうございました。」

 

 

 

通常、講師事務所から公式のプロフィール資料を頂きますので、それを上記の「型」に当てはめていけばよいでしょう。

あるいは、所属事務所や企業のウェブサイトから引用されるのも良いでしょう。

 

講師によってはWeb上に情報が少ない場合もあります。

その際には下記のような方法を検討してみましょう。

 

・出版されている著書の著者紹介欄を参考にする
・所属している事務所や会社に問い合わせて紹介文を送付してもらう
・講演会社やエージェントに連絡し確認する

 

 

もし文章が苦手な方や誤りがあっては失礼になるのではと不安な方は、講師のキャスティングやテーマと併せてスピーカーズまでご相談ください。

 

講演会・セミナーの司会担当者様の用の司会進行、講師紹介文例はいかがでしたでしょうか?

 

毎年多数の講演依頼を頂く中で、実際にスタッフが講演会を拝聴しているスピーカーズ。

講師の紹介文だけでなく、全体の進行の中で不安なことがありましたらぜひスタッフまでお問合せください。

 

概要やご希望の講演/トークテーマを伺うとともに、一般的な講演会の様子をお伝えすることも可能です。

「初めての講演会/イベント担当になってしまって不安」という主催者様からのお問合せもお待ちしております。

 

 

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