今年のベストセラーの一つに数えられる『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健 著)。
以前ご紹介した小倉広氏『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる百の言葉』とともに、
話題のアドラー心理学入門書として、多くのビジネスパーソンに親しまれているようです。
本書導入部には、「アドラー心理学は、『どうすれば人は幸せに生きることができるか』という
哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な”答え”を提示します」と書かれています。
ソクラテスを思わせる哲人と青年との対話篇からなっており、青年の投げかける様々な疑問に対し、
哲人がアドラー心理学に基づいて答えていく形式が取られています。
人の生き方は過去に支配されるものではなく、今・ここの自分の考え方で決まるもの。
その上で、すべての悩みは対人関係の悩みであり、
自分は他者の期待を満たすために生きているのではなく、
同じように他者も自分の期待を満たすために生きているのではないことを理解すること。
他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないという
コストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできません。
すなわち、「自由とは、他者から嫌われることである」――。
幸せになる勇気には、嫌われる勇気も含まれており、その勇気を持ちえたとき、
あらゆる悩みの根幹を成す対人関係の悩みは一気に軽いものになるでしょう・・・。
自分の現状に対し、過去の出来事や、置かれている環境、周囲の誰かのせいになどせず、
自分の受け止め方や考え方を変えていくことで、人はいかようにも幸せになれる!
・・・というのが本書のエッセンスです。
自己実現や、コミュニケーション、モチベーションといったテーマは講演会でも人気のテーマ。
本書の内容を心にとどめおきながら、講師の言葉に耳を傾けるのも良いかもしれません。。。
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