「井村シンクロクラブ」を創設し、競技者育成を行う。
日本の「シンクロ界の母」と呼ばれ、
1978年(昭和53年)から日本代表コーチに就任し、
独特のスパルタ式指導法で世界的な選手を次々と育ててきました。
井村雅代 氏
「あなたが変わるまで、わたしはあきらめない」
―努力する心の育て方―
井村雅代氏は出場した全オリンピックでメダルを獲得した、
シンクロナイズドスイミングの世界的指導者です。
シンクロナイズドスイミングにて、指導し、評価し、人を育てる立場に
長い間身をおいている井村氏が、その指導の細部まで本で語りつくします。
指導する際に目から鱗だったものが、井村流「叱る絶対三点セット」です
1. 「叱る」とは相手の悪いところをはっきり指摘すること。
2. 本当のことを言ったら、次に直す方法を言わなければいけない。
3. 最後にそれでいいかどうかを伝えなければいけない。
ただ指摘するだけなら、正直誰でもできます。
井村氏は「怒る」と「叱る」の違いをハッキリつけ、選手に本音をぶつけてきました。
また、選手育成におけるエピソードで印象的な文章がありました。
「情熱だけで物事を解決できるのならいいけれど、そううまくはいきません。
そこに論理や分析がなかったら、物事はいいようには向かないのです。
傾向と対策があって、分析ができたら、次に初めてハートの出番です。
譲らない、引かないというハートの出番です。最初から感情ばかりでは何もうまくいきません。
最後に執着心とか執念とか負けたくない気持ちとか、譲らない気持ちとかが生きてくる。
最初からハートだけでは無理、無理、無理です。」
勢いがあるとか、やれるとか、乗り切れるとか、簡単に思えるものではないのです。
冷静な分析ができて初めて物事を信じることができる、という指導者らしい格言
非常に心に響きます。
著書には、井村氏の名言、エピソードもたくさん掲載されています。
指導にかける情熱を感じ、日ごろの部下の育成・指導に役立つ一冊です
~講演依頼、講師の派遣・企画のご相談は~
■お電話でのお問い合わせ
03-5798-2800
(受付時間9:30~18:30土日祝除く)
■FAXでのお問い合わせ
03-5447-2423
■メールでのお問い合わせ
合わせて読みたい記事