五体不満足の著者である乙武洋匡氏。
そして、書家である武田双雲氏。
二人がTwitter上でやりとりして、対談が実現いたしました。
その一年以上の対談をまとめた本がこちら。
『だからこそできること』
自らを根っからのポジティブキャラと評する2人の、教育論・仕事論や、日々思うことが対談形式で記載されています。
対談形式で、話し言葉で書かれているので、非常に読みやすく、難しい論調もなく、楽しい気分で読むことが出来ます
ただし、内容は明るい話題から、深刻な話題まで様々。
どんな話題になっても根っから明るい2人のキャラを発揮し、決して暗くならない内容になっています
読んでいて、わたくしが感じたことは、
「だからこそできること」とは、どんな人でも役割を見つけ、その役割を磨き、専門的に続け輝かせることを表していると感じました。
個々の問題に直面したとき、日本が、または世界が問題に直面したとき、自分自身がなにができるのか
それを察知して、自分「だからこそできること」を発揮していくことが重要なのだと思いました。
武田双雲氏が提唱した「だからこそできること」。
自分が不利だったり、ネガティブな状況に陥った際に「だからこそできること」をふりかけます。
色んな言葉のあとにふりかけのように「だからこそできること」をかけると前向きになれたり、やるべきことが見えてきたりします
武田双雲氏はなにも考えずに独立して、当時はご飯を食べていくことしか考えていなかったそうで、
書道家として認められたい・目立ちたいという欲もあったそうです。
そんな色々な欲望がありながらも突っ走っていくうちに、批判され、壁にぶつかり、凹んで傷ついていました。
壁にぶつかったことで初めて、自分「だからこそできること」を考え、武田双雲として書道を書き続けるしかないと思ったそう。
その挫折から、根っからの明るいキャラで、楽しいしゃべりで周りの人を盛り上げていこうとそこで思うことができました。
挫折したとき、壁にぶつかった際に、落ち込んだままか、自分を活かそうとするかの違いが大きいと語ります。
乙武洋匡氏の「だからこそできること」は、大きく分けて、
・「常識を覆していくこと」
・「あきらめないこと」
・「【みんなちがって、みんないい】ことを伝えていくこと」
の3つ。
「常識を覆していくこと」は、「障害者はこういう人」といった固定概念・偏見を覆していくこと。
ただ、もともと常識を壊そうと思ってやってきた訳ではなく、乙武洋匡氏自身が常識にとらわれずに突き進んできたそうで、
その結果が「常識を覆していく」という乙武洋匡氏「だからこそできること」となったのです
他人を羨ましいと思わず、あくまで自分は自分と語る乙武洋匡氏。
2人の想像以上の前向きさが、後ろ向きな考えをしている人の背中を押してくれます。
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